大麻
常習犯の症状と実態

大麻の常習犯(慢性使用者)には、強い精神的依存による強迫的な使用のほか、一切のやる気を失う「無動機症候群」、知覚や時間感覚の著しい歪み、激しい被害妄想といった精神・身体的変化が特徴として現れます。

1. 精神・認知症状(大麻特有の影響)

長期間の反復使用により、脳の認知機能が低下し、特有の精神障害や社会生活への適応困難が定着します。

  1. 被害妄想(パラノイア): 中枢神経系の慢性的な消耗により、「警察に監視されている」「周囲の人間が自分を陥れようとしている」といった根拠のない強い不信感を抱くようになります。
  2. アモティベーショナル・シンドローム(無動機症候群): 慢性的な無気力や意欲減退に陥り、仕事や学業、身だしなみなど、あらゆる社会的関心や自発性を失ってしまいます。
  3. 知覚および時間感覚の歪み: 時間の流れが異常に遅く感じられる時間経過の錯覚や、空間の距離感が掴めなくなる認知障害が起こり、約束の破綻や重大な事故を招きます。
  4. 急性パニック(バッドトリップ)と感情の不安定化: 過剰摂取などにより激しい恐怖感や錯乱状態に陥るほか、日常的にも情緒不安定や抑うつ状態、イライラが目立つようになります。